科学における情報の上手な権利化と共有化メモ

今朝は生Lessigの公演を聞くために東京大学農学部へ。
午前中の2公演を聞いてきたのでサマっておきます。

自分の言葉に置き換えている部分などがあるので、趣旨が違うところがあったら教えて欲しいです。

科学における情報の上手な権利化と共有化

Balancing IP Protection and Data Sharing in Science

http://symposium.lifesciencedb.jp/IPDS/

Copyright in the Digital Age and Its Impact on Scientific Data Sharing

Lawrence Lessig (Harvard Law School, Professor)

  • 今と昔ではcopyrightが適応される範囲が異なる。→広がっている
  • musicとscienseでは著作権の利用目的が異なる
    • music: 利益のため。
    • sciense: よりよい生活のため
  • アメリカの4大rich universitiesは著作権をあまり気にしない
  • 著作権を誇示するかしないかの判断指標
    • benefit VS protection cost
  • 今まで(2002年)まではAll rights or None rights reserved.
  • コンテンツの活発な流通のためにCC作った。
    • CCではSome rights reserved
    • アメリカでは法的効力がある
  • CC zeroも作った。
    • None rights reserved.
  • 著作者に対して、maximize benefit、minimize halmな法が必要。

デジタル時代の著作権とイノベーション

中山信弘  (明治大学特任教授、東京大学名誉教授、弁護士)

  • 流通形態が変わっているのに、不動産と同じモデルの著作権が適応されている。
  • 大きな流れ
    • 利益追求する著作権
    • commons
  • 著作権法は毎年のように変わっている
  • 数年前までは検索エンジンを作ると著作権法に違反していた。
  • デジタル媒体の著作権に関する法律はアメリカが2歩も3歩も進んでいる。
    • 日本では若い研究者が着手したところ。
    • 著作権と技術はいたちごっこで、技術の発展とともにもっと複雑になっていくことが予想される。
  • 人格権はかなり複雑
著作者人格権 - Wikipedia
質疑

利益重視型とフリー著作権を2つに分けてしまっては?
→経団連では3つに分けようと提案されている

用語

IP = Intellectual property

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