コスパよくPCのHi-Res環境を整える

概要

  • 在宅ワークがはじまり、自宅で作業するときは、SoundLink Miniで音楽を聞いていました。しかし、長時間音楽を流しているとなぜか耳が疲れてくるのでリスニング環境を見直しました。SoundLink Miniは音楽鑑賞用じゃないのでモノラルというのも音の立体感がゼロなので悲しいです。どうせなら、Hi-Res対応しておきたいという気持ちが芽生えたのがことの発端です。
BOSE SoundLink Mini
  • 1年間に渡り、4回ぐらいスピーカーを買い直しながら試行錯誤した過程を書いてあります。
  • 結論:PCデスクトップのリスニング環境(ニアフィールド)には、GENELECの8020シリーズが超おすすめ!下の方の「まとめ」の部分におすすめ機材を一覧で記載してあります。

フェーズ1:PC音響を整備するために必要そうな機材を揃えてみる

基本的にmacos上でYouTubeやApple Musicの音源を再生するのでそもそもの音源の質が良くないのでそこそこ良い音が出れば良いという前提です。

  • USBDAC
  • スピーカー
  • インシュレーター
  • スピーカースタンド
  • スピーカーを接続するケーブル

USBDAC

TOPPING D10 MINI USB DAC CSS XMOS XU208 ES9018K2M OPA2134オーディオアンプ・デコーダ(黒色)

  • 1万円未満でPCM384kHz / 32bitとDSD256に対応するのが良い。
  • Web上で評判が良いです。
  • USBケーブルの品質も影響するとか書いてあって、よくわからんです。デジタルデータの訂正符号無しのデータが流れているのであれば重要になるか。。。
TOPPING D10
TOPPING D10

1点、MIDIの設定画面(Audio MIDI Setupアプリ)で転送ビットレートの設定をしておかないと本領を発揮できません。デフォルトは48kHzになってしまっています。

TOPPING D10 MIDI setting
スピーカー配置も変えられるようですが、ステレオでは何も変えられない感じです。左右のスピーカーテストを一応行う程度のもの
ついでに、Mac本体のアナログ出力のサンプリングレートも変更しておきます。デフォルトでは低いです。これを設定しないと音の解像度が低いです。

スピーカー

  • YAMAHA MSP3
  • ヤフオクなどで2本セットで1万5千円ぐらいです。
  • MSP5を視聴した時に感動したのですが、部屋が狭いので1サイズ小さい物を選びました。

YAMAHAの定番中の定番であるモニタースピーカーで有名ですね。
サイズは小さいながらもながら20Wの出力で自宅などのDTM環境では十分なパワーが出せる能力を持っています。
コストパフォーマンスが非常に高いモニタースピーカーで多くの人が利用していることから最初に選ぶモニタースピーカーとしては十分すぎるでしょう。

https://otokake.com/matome/Nftiug?page=4
YAMAHA MSP3

インシュレーター

スピーカースタンド

  • 耳の高さにスピーカーを持ってくるためにちょっと高いけど買います。
  • スタンドにスピーカーを乗せると、机への振動がなくなるので音にこもりがなくなります。デスクへの振動もなくなるという副次的効果もあってよかったです。インシューレーターでは変化はわかりませんでしたが、これでははっきりと分かりました。素材がMDF(成形板)なので柔らかくてショックを吸収しやすいのかと思います。
  • ハヤミ工産【TIMEZ】NXシリーズ 小型スピーカースタンド [2台1組] NX-B300S

スピーカーケーブル

フェーズ1まとめ

  • 音響関係って、実際に聞いてみないとよくわからないから難しいです。そして、調べれば調べるほど奥が深いです。
  • スピーカーまでHi-Res対応のリスニング環境はできました。
  • ノイズは無し。全音域できれいに出ています。音量を大きくしても音割れやこもりは無いです。打ち込み系の音楽をメインに聞いていたら、低音が物足りない感じです。オーケストラ系の音はとても綺麗に聞こえます。
  • 定位もしっかりしていて、明確に特定の場所から音が発せられていることを感じられます。
  • やっぱりもっと低音がほしいから大きめのMSP5でもよかったかも。しばらく耳をMSP3になれさせてから考える。
  • https://www.pastimedesignworks.com/2014/03/yamaha-hs7-msp5-msp3-adam-audio-a5x.html

余談

じゃあ、MSP3とMSP5でどのくらい特性が違うのかというのがわかる周波数特性。

YAMAHA MSP5 Frequency Response
YAMAHA MSP3 Frequency Response

30から40Hzあたりが抜けてしまっているのと、角度が同じなので全体的に重低音が低く出てしまう感じ。でも、このためにスピーカーの値段を2倍にする必要も無いかなと思います。

ということで、この周波数特性見た上で、低音の弱さを補うためにiTunesのエコライザーは以下のように調整しました。まぁ、他の再生ソフトを使ったときには意味がなくなりますが。。。OSレベルでエコライザーがあれば嬉しいのですがお手軽なソフトは無さそうです。

フェーズ2

やはり、MSP3だと低音が物足りなく感じてしまったのでYAMAHA MSP5を買いました。やっぱりこのぐらい大きくないと低音は出ないですね。

MSP3だとサブウーファーが必要な感じでしたが、MSP5だと単体で十分な低音が出ます。結構あちこちのサイトではMSP3がお勧めされていますが、私はMSP3はお勧めしません。買うなら断然MSP5が良いです。

音質に拘ったため、デスク上のスペースをかなり占拠してます。

フェーズ3

2020年3月24日 追記

YAMAHA MSP5 Studioを10ヶ月使ってみたので感想を書いておきます。とりあえず、MSP5 Studioは最高です。低音から高音まできれいに出ます。

裏にスイッチが有り、簡易的なエコライザも付いていて良いです。

しかし、リスニング環境によっては本領を発揮できないスピーカーなので要注意です。私はデスクトップスピーカーとして使っていますが、スピーカーと耳の距離が1.5m以上離れていないと重低音が聞こえてきません。

音の周波数の関係だとは思いますが、スピーカーから1.5m以上離れないと重低音がきれいに聞こえてきません。なのでPCスピーカーとして使うには耳との距離がある程度取れないと厳しいです。

というのも、デスクの置き場所を変えて部屋のレイアウト変更を行いました。左右に壁が合ったときにはこのような問題は起きませんでした。おそらく反響して1.5mぐらい取れていたのだと思います。

こちらに詳しい方のコメントがありました。まさにこの通りだと思います。

いや、MSP3とMSP5は、音の傾向は近いですけど、実際鳴らせば、誰が聞いても(特に耳の良い人でなくたって)わかるくらいに、MSP5の方が音質感は良いですよ。 確かに、音質感が違う大きな点は、口径とパワーが大きいMSP5の方が、中低域以下の再現性がよいからで、高音域はあんまりかわらんと言われるとそのとおり…という面はありますが、とにかくトータルの音質感はMSP5の方が実力的にずっと上です。

だから、質問者の知人の方がMSP5を推すということは、非常によくわかります。 ただ、問題は…質問者もお気づきの通りで >部屋は結構狭いです。防音対策もされていません。スピーカーを置く場合自分との距離は1mもないです。 となってくると、MSP3の方が妥当です。

上記の、MSP5の「強み」を活かそうと思ったら、ある程度は音量を上げないと、かえってちょっとショボ目の音になってしまいます。 そうなると、普通はリスニング位置から最低1m後半~2m程度の距離は欲しいところ。 1m未満で、MSP5の性能が活きる音量にすると、かなりやかましいです。 防音室なら、あえてその音量も有りですが(難聴になるほどの大音量ではないので)、私もそうですけど一般家屋ではツライ物がある。

私の自宅作業場も、1m弱しか確保できないので… その距離では、MSP5が十分に活きないので、MSP3の方がセッティングがずっと楽で確実です。 MSP3は、重低音域は十分に出ませんので、そこだけは妥協です。 MSP3~5~7は、環境の広さによって使い分けるモデル設定だと思ったらよろしいです。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11108516796

MSP3だと低音が不十分。MSP5だと距離が取れない。。。。なのでMSP3+サブウーファーを使うか、他のラインナップを選ぶことになるかなと思います。

そこで、サブウーファーを追加するか、サブウーファー付きのシステムをテストしてみることにします。サブウーファーを追加する場合は、しっかりした音を出すためには大きめのものになるので場所を結構取ることになってしまうのでMSP5+サブウーファーは場所的に辛い感じになります。

なので、デスクトップは小さめのスピーカーでサブウーファーモジュールを床置きにするパターンが理想です。それに合致したメジャーなシステムは以下の2つぐらいになります。

どちらも最新のラインアップは無く、中古を買うことになりました。

BOSE COMPANION 3 SERIES 2の方は、デスクトップのスピーカーが小さいせいで、高音しかなりません。なお、あたりまえですがウーファーは低音しか鳴りません。とりあえず、聞いていてかなり不快でした。

Bose Companion 5のほうは、companion 3より改良されてデスクトップのスピーカーが大きくなったので中音も出るようになりました。しかしながら、低音と中高音のクロスオーバーがいまいちなせいで、中低音が不自然な感じだったので、いまいちでした。慣れれば問題ないのかもしれませんが。あと、なぜだか低音に遅延があるのでそれが気になります。サブウーファーのコーンのレスポンスが悪いのかと思います。MSP5を使ってしまうと見劣りしてしまいます。

ということで、boseの2つのシステムを試してみましたけど、MSP5のほうが断然良いです。

どこかの音響マニアのサイトで見つけましたが、ニアフィールドでは2wayスピーカーが最適と書かれていましたが、それは正しいなと感じました。

フェーズ4

2020年4月15日 追記

やはり、Yamaha MSP5をしばらく使ってみましたが、ニアフィールドで重低音が聞こえないのが難点なので別の似たようなスピーカーでは特性が違うのか、それとも環境が悪いのかを検証するために似たような2wayスピーカーを試してみます。

Edifier【アップグレード】R1280DBs アクティブ Bluetooth ブックシェルフスピーカー – 光入力 – 2.0 ワイヤレススタジオモニタースピーカー – 42W RMS(サブウーファーライン出力付属) – ウッドグレイン

USのAmazonでカテゴリ1位を取っているらしいです。値段もとても安いです。低音、高音のエコライザが付いているので設置環境に応じて音を調整しやすいというのもあります。

USのデスクトップを晒している人の写真を見ているとちょこちょこ見かけます。

こんな感じで設置して使っていました。MSP5と比べて遜色ない音色です。コスパがかなり良いです。しかしながらコーンのサイズはMSP5と同等なので特性は似ています。これもMSP5と同様にスピーカーから50cm居ないでは重低音が聞こえづらいです。機材というより、この大きさのコーンと設置場所による環境要因のようですね。。。

かと言ってコーンの大きさを小さくすると、YAMAHA MSP3のように低音が出なくなるので悩ましいです。。。。MSP3+サブウーファーといった組み合わせの選択肢がないのかなぁ。

ちゃんと比較するためにも、同じ環境で聞いたりもしました。特定周波数にレスポンスの違いはありましたが両方とも近い音でした。

ということで、ちょっと次にどうするのが良いかというのがよくわからなくなりました。

諦めて、世の中でランキングが高いBose Companion 2 Series III multimedia speaker systemを買ってしまうというのも選択肢に浮上してきました。とりあえず、これなら店舗で視聴できるので視聴してみたくなりました。

ついでに、自分の中でオーディオ関連に詳しい店員が居ると認知している有楽町のビックカメラへ行きました。まず、Bose Companion 2 Series IIIを視聴させてもらいましたが、やはり小さいので音圧が低くて重低音の伸びもいまいちでした。

そこで、店員さんに今までの経緯や要求定義を共有した結果、GENELECをおすすめされました。

ネックはお値段。。。ちょっと高いので失敗したら悲しすぎます。

フェーズ5

2020年5月11日 追記

やはりニアフィールドの低音をどうにかしたくなり、bic cameraの店員がおすすめしてくれたGENELEC 8020シリーズを買いました。

見た目は丸っこくてダサいのですが、この形にも意味があってディストーションを削減するみたいです。レビューを見ていると低音の出方に関しては問題無さそうなので買ってみました。

結果としては、GENELEC 8020は素晴らしいです。この大きさで重低音がしっかり出ますし、スピーカーの近くでも重低音がしっかり聞こえます。バスレフポートが裏にあるのが影響しているのかもしれません。バスレフポートを塞いでも低音は出るので、トータルとしてスピーカーの設計が優れているっぽいです。

この形状のおかげか、スピーカーの近くで聞いても、横の方で聞いても、離れて聞いても聞こえ方が同じです!これは今までのスピーカーにはなかった特性です。すごい!おすすめ!2本セットが中古で6万〜8万円ぐらいです。

ちなみに、筐体が金属でできているので結構重いです。

手っ取り早くテストで使う音源はこちら。重低音から高音まで一通り入っている感じなので。

フェーズ6

Topping D10はオペアンプのチップを簡単に交換できるようになっていて、もとから乗っているチップはさほど良くないらしいので、高いチップに交換するのがオーディオ会の主流のようです。

日本で買うと2500円ほどでハイグレードなチップを買えます。ちなみに、Ali Expressでは数百円で買えます。Amazon評価を読んでいると組み付け方によって違いが出るらしいのですが、単純な回路なのでそんなことはないかなぁという印象です。

入れ替えた結果としては、全く変化が感じられませんでした。。。

フェーズ7

  • TOPPING D10 USB DAC XMOS(XU208)はそこそこ良いUSB-DACで気に入ってはいるのですが、せっかくスピーカーが良いのでもう少し良いUSB-DACがあればもっと良い音で聞けるのではないかと思ってTopping E30を買ってみました。

  • 買ってから気づいたのですが、E30はAmazon上では評価が高かったのですが、一部のハイアマチュアがイマイチという評価を書いていました。。。。私自身が視聴した感じでは、D10と比べほぼ同じ印象でした。まぁ、音源がさほど良いわけではないというのもありますが。
  • それより、PCがスタンバイになってからE30は自動で復帰してくれないので毎回リモコンか本体のボタンで電源を入れる必要があって煩わしかったです。なので、説明と違っていたので返品しました。

Topping D10に戻したいなぁと気持ちになっていましたがすでにメルカリで売ってしまったので不可能です。再度書い直すのもアホらしいので再度USB-DACについてリサーチしました。

値段帯を1万円台までで絞ると、MKII AK4493が良さそうでした。AK4493チップを採用しています。最初は、ZEN-DACを買おうとしていましたが、それと同じチップが乗っていて、5000円ほど安いです。

そして、買ってみた結果は正解でした。全体的な音の明瞭度が上がって聞こえなかった音が聞こえるようになりました。重低音も全体的に強調されたっぽいです。音の定位もより安定しました。低レイテンシーのチップを使っているせいかなと思います。

本当はTEACなどの5万円くらいのものがほしいのですが、デスクに設置する必要があるので小さいものである必要があります。そうなると、これは意外と小さくて高さは6cm程度しかありませんでした。

まとめ:現在のパソコン周りの音響環境

導入したスピーカーの主観的な総合ランキング

5段階評価

  1. GENELEC 8020: ★★★★★
  2. Edifier R1280DBs: ★★★★
  3. YAMAHA MSP 5: ★★★★
  4. Bose Companion 5 multimedia speaker system: ★★★
  5. YAMAHA MSP 3: ★★★
  6. BOSE COMPANION 3 SERIES 2: ★★
  7. BOSE SoundLink mini: ★★

SNSのフォローもよろしくお願いします!

コメントを残す